自分軸リーダーシップとは？迷いを自信に変えるキャリアの整え方

リーダーとして、日々の業務に邁進されているあなたへ。こんな風に感じたことはありませんか？

「周囲の期待や評価にばかり目が向いてしまい、自分の本音がどこにあるのか見失いそう…」
「情報が溢れる中で、何が本当に正しい選択なのか、判断に迷ってしまうことがある…」
「重要な決断を下すたびに、自信が持てず、密かに孤独を感じている…」

もし、これらの問いに一つでも心当たりがあるなら、それはあなたが「他人軸」で物事を判断しているサインかもしれません。そして、この状態こそが、リーダーとしてのあなたの可能性を制限し、不必要なストレスを生み出していることがあるのです。今日はその“モヤモヤ”の正体について考えていきたと思います。

「他人軸」と「自分軸」の違い
今、リーダーに「自分軸」が欠かせない３つの理由
私が「自分軸リーダーシップ」を掲げる理由
あなたらしい「自分軸」で未来を切り開こう

「他人軸」と「自分軸」の違い

忙しい毎日の中で、「正解探し」に時間とエネルギーを奪われていませんか？

他人軸とは…
周囲の評価や期待、世の中の“普通”に合わせて、自分の気持ちを後回しにしてしまう状態。
相手によって判断がブレやすく、気づかぬうちに心がすり減ってしまいます。

自分軸とは…
自分の大切にしたいことを土台に、他人の意見も取り入れながら判断・行動する状態。
ブレない自分でいられるから、どんな状況でも納得感のある選択ができます。

「わがまま」でも「自己中心的」でもありません。
むしろ、自分を大切にすることで、周りにもよりよい影響を与えられる――それが「自分軸」なんです。

実は、私自身は人生の大半を「他人軸」で生きてきたタイプです。

これは完全に余談なのですが、30代のとき、初めて“自分探し”の一人旅に出たことがありました。いつもは家族や友人と一緒で、自分の意思だけで動くということがなかった私。「どこに行くか？」「何をするか？」をすべて自分で決めていい、という状況になったとき――驚くほど、動けなかったんです。

何をしたいのか、どこに行きたいのか、全然わからない。どうしよう？そのとき初めて、私は他人の意見に沿って生きていたこと、そしてそれが心地よくもあったことに気づきました。

この経験は、私にとって「自分の軸がない」と知る大きなきっかけとなったのです。

今、リーダーに「自分軸」が欠かせない３つの理由

情報に溺れず「迷わず決断」できる

SNS、ニュース、社内の方針…どこを見ても情報が溢れている今。何を信じたらいいか分からなくなって当然です。
でも、自分軸があれば、「私にとって大事なのはこれ」と選び取る力が育ちます。だから、迷いすぎて疲れることが減っていくんです。

評価に振り回されず「自信を持って行動」できる

リーダーは、良くも悪くも“見られる立場”ですよね。褒められれば嬉しいけれど、批判や評価に敏感になりすぎて、気づけば他人の目ばかり気にしてしまうこともあります。常に「試されている」ような感覚に陥る方もいるかもしれません。でも、自分軸があれば、「私はこう考える」と軸を持って行動できる。その一貫性が、周囲からの信頼にもつながっていきます。

プレッシャーの中でも「しなやかに自分らしく」いられる

家庭も仕事も、どちらも中途半端にしたくない。でも、どちらかに負荷がかかると、自分がすり減ってしまう――そんな経験、ありませんか？自分軸を持っていると、「今の自分にとって大事なこと」に意識が向き、優先順位が明確になります。
がんばりすぎる前に立ち止まれる自分を育てることが、結果的に長く自分らしく働く土台になります。