4月以降、育休復帰する方が増える時期です。
仕事と育児の両立に、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。私自身も同じように悩んだ一人です。そして、これまで多くの育休復帰者と面談してきた中でも、様々な声を聞いてきました。
「時短勤務、思ったよりキツい…」そう感じているワーママは少なくありません。育休から復職すると「仕事と家庭の両立を頑張ろう!」と意気込んでいたはずなのに…
✔ 仕事が終わらないまま帰るのがつらい
✔ もっとやりたいのに、後ろ髪を引かれる
✔ 仕事も家庭も完璧にこなさなきゃと焦る
こんな気持ちになったことはありませんか?
「時短勤務=時間が短くなるだけで、やることは変わらない」と思っていると、負担はどんどん増えてしまいます。でも、実際はそうではありません。復職後は「優先順位が変わる」時期なのです。だからこそ、「やること」ではなく「やらないこと」を決めることが、無理なく働くためのカギになります。
今日は、時短勤務でも気持ちに余裕を持って働ける考え方をお伝えします。
時短勤務で「頑張る」より大事なこと
仕事が終わらないまま帰るのがつらかった私も、ある考え方を取り入れることでラクになりました。
時短勤務は「割り切る」勇気を持つ
時短で帰るとき、まわりの人がまだ働いているのを見て申し訳なくなることもあります。 最初の数か月は、これが辛くて退職を視野に入れる人も居るくらいです。でも、これは「働く時間が違うだけ」。「限られた時間で成果を出す」という働き方をしているのだから、そこに集中して良いのです。
実際に面談した方の中には、「申し訳なさ」から仕事を詰め込みすぎて、体調を崩してしまった人もいました。時短勤務で無理をすることは、長期的に見て組織にとってもマイナス。まずは、自分の働き方に自信を持つことが大切です。
「やることリスト」より「やらないことリスト」
復職すると、やることばかりが増えていきがち。 でも、本当に全部やらなきゃいけませんか?
たとえば、家事なら…
☑ 毎日の掃除は2日に1回にする
☑ 夕飯は週3回は冷凍食品やお惣菜に頼る
☑ 家事を時短家電に頼る
たとえば、仕事なら…
☑会議の準備資料はシンプルにする
☑すべてのメールに即レスしなくてもOK
☑完璧な資料より、60点の叩き台を早く出す
「やらなくてもいいこと」を決めると、気持ちが少しラクになります。「すべてに全力投球する」のではなく、「本当に必要な仕事に力を注ぐ」ことを意識すると、ぐっと働きやすくなります。
完璧でなくていい「7割できればOK」と考える
「仕事も家庭も完璧にやらなきゃ」と思うほど、苦しくなります。でも、そもそも「完璧」って何でしょう?
✔ 子どもが笑っていればOK
✔ 仕事がちゃんと回っていればOK
✔ あなたが笑顔でいられれば、それが一番大事なこと
「7割できればOK」くらいの気持ちでいきましょう。
時短勤務は「制限」ではなく「選ぶ」働き方
時間が短くなると、「できないこと」に目が向きがち。 時間が限られているからこそ、大切なのは 「すべてをこなそうとする」のではなく、「本当に大切なものを選ぶ」こと。
✔ やるべきことより、大切なことを選ぶ
✔ 全部やらなくていい。 できる範囲で十分!
✔ 「やらないこと」を決めると、心が軽くなる
あなたが手放してラクになりたいことは何ですか?
「がんばる」より「自分を大切にする」働き方を一緒に考えていきましょう。